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本日の講義では、和歌山県内の小学校に勤務されている御前政貴先生をお招きし、講義をいただきました。

御前先生のお話の一部を紹介します。
「学校は、決められた内容を、個人の力だけでなく、集団がもつ相互作用を上手く使いながら、自分だけではできなかったことができるように、また、できることをさらに良くできるように、変容させていくことが求められる。」
「しかし、そのリズムから外れてしまったら…
落ち着いてゆっくりできる空間で自分を見つめ直すことが必要
学校におけるその空間こそが保健室」
「まずは、子ども達と安心してつながるために大事なのは、“コミュニケーション” 意味や感情を共有・分かち合うことがコミュニケーションである。コミュニケーションで大切にしたいことは“聴く”こと」
「話を聞いてくれと言うと
あなたは忠告を始める
私はそんなことは頼んでいない
話を聞いてくれと言うと
そんなふうに考えるものじゃないと
あなたは言う
あなたは私の心を踏みにじる
話を聞いてくれと言うと
私の代わりに問題を解決してくれようとする
私が求めているのはそんなことじゃない
聞いてください!
私が求めているのはそれだけだ
ただ私の話を聞くだけでいい 【作者不明】 」
講義の終盤では、思い込み(イラショナルビリーフ)からの解放についてのお話がありました。
いつも自分にはどんな思い込みがあるかチェックしていく。
大学の教員としても、とても参考になるお話でした。
文責:養護教諭(教職課程)領域 前田美穂