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2020.12.25

【養護教諭(教職課程)領域】学校教育相談の集中講義を実施(講義レポート2)

本日の講義では、和歌山県内の小学校に勤務されている御前政貴先生をお招きし、講義をいただきました。

御前先生のお話の一部を紹介します。

「学校は、決められた内容を、個人の力だけでなく、集団がもつ相互作用を上手く使いながら、自分だけではできなかったことができるように、また、できることをさらに良くできるように、変容させていくことが求められる。」

「しかし、そのリズムから外れてしまったら…
 落ち着いてゆっくりできる空間で自分を見つめ直すことが必要
 学校におけるその空間こそが保健室

「まずは、子ども達と安心してつながるために大事なのは、“コミュニケーション” 意味や感情を共有・分かち合うことがコミュニケーションである。コミュニケーションで大切にしたいことは“聴く”こと」

「話を聞いてくれと言うと
 あなたは忠告を始める
 私はそんなことは頼んでいない

 話を聞いてくれと言うと
 そんなふうに考えるものじゃないと
 あなたは言う
 あなたは私の心を踏みにじる

 話を聞いてくれと言うと
 私の代わりに問題を解決してくれようとする
 私が求めているのはそんなことじゃない

 聞いてください!
 私が求めているのはそれだけだ
 ただ私の話を聞くだけでいい  【作者不明】 」

講義の終盤では、思い込み(イラショナルビリーフ)からの解放についてのお話がありました。

いつも自分にはどんな思い込みがあるかチェックしていく。
大学の教員としても、とても参考になるお話でした。

文責:養護教諭(教職課程)領域 前田美穂

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