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4月20日(火)4限、4年生の養護実習・事前事後指導の講義で、大阪市で養護教諭をされている田中梓先生にお話をいただきました。
田中先生は、アルコール依存症の母親に育てられた子どもとの出会いをきっかけに、広義の性教育として、養護教諭ができることは何かを考えられるようになったそうです。
お話の内容を以下に紹介します。
- しんどい思いをしている子ども達の背景には、トラウマの影響等があること
- ストッパーの存在意義や、心の安全基地となれるのは養育者だけではないこと
- デートDVとは何か、支配と依存のメカニズム
- 2020年6月に示された「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」に従って、2021年4月から「生命(いのち)の安全教育」という新しい授業を、幼稚園から大学までの各段階で導入する方針となり、いま大きな一歩を踏み出されようとしていること
本学学生も、田中先生の熱意あるご講義にいつも以上に真剣に耳を傾けていました。(文責:養護教諭領域 前田美穂)