Postgraduate School of Nursing

社会とともに大きく変化する時代、
より良い看護の創造を目指して

少子高齢化、グローバル化、地域格差の拡大、人工知能(AI)の医療介護分野への導入に向けた動きなど社会が大きく変化する中で、保健医療福祉のしくみも変化することが求められます。様々な場で活躍されている皆様も、その変化を感じながら自らの果たすべき役割について考え、実践に取り組んでいらっしゃるのではないでしょうか。
本研究科では、実践で気になっている現象を共有し、より良い看護を創造していくプロセスを支援したいと考えています。仕事や家庭と学業の両立は気力、体力のいることです。しかし、学びのプロセスを通して新しい世界が見えてくると確信します。人々の健康生活の向上のために、一歩を進めていただくことを期待しています。

和歌山看護学研究科長
八島 妙子

Postgraduate School
of Nursing

修了生・院生の声

夜間開講なので、
働きながら通学可能

職場から学校へ来ると
気分転換になる

大学を卒業していなくても
出願資格審査に通れば、
受験することができる

様々な世代、様々な職場の
院生との繋がりができる

奨学金制度や給付制度を
利用することで、費用の
負担を抑えられる

授業の一部でオンラインを
選択することが可能

修了生・院生の声をもっと見る

2021年度修了生の声
仕事をしながらであったからこそ大学院で学ぶことで視野が広がり仕事に活かされた

私は看護師長の経験が3年以上あり、修士課程を修了することで認定看護管理者の受験資格を得られるので、いつかは受験しようと考えていました。上司から受験勉強をすることで、看護管理について広く勉強できると背中を押してもらえたことで、受験し合格することができました。資格の取得を目標にしていたので、次の目標は模索中です。
働きながら学ぶということは、時間を確保することが大変でしたが、自分の興味のある研究テーマで、時間をかけて研究を行い、修士論文を作成できたことで自信を持つことができました。指導教員の先生方には、丁寧に指導いただけたことで大変感謝しています。社会人大学院生への指導経験も豊富なので、先生方の指導のおかげで何とかなったと思っています。手順を踏んで研究を行っているので、看護管理学会にも採択され、演題発表を行うことが出来ました。

受験を検討している方へ

大学院では色んな施設で働かれている方と話をしたり、自分の興味のある内容について学ぶことができたので楽しく過ごすことができました。もし興味を持たれているのなら、少し勇気を出して新しい学習の環境に身を置いてみませんか。きっと新しい扉が開かれます。

2022年度修了生の声
興味のある研究領域に、働きながら取り組める環境が魅力!

職場に近く、働きながら学べる。そして興味あるマネジメント学の知識を深められる。和歌山看護学研究科には、自分の理想の環境が整っていました。「無理なく学修できるか」を実体験の中で見極めたいと、まずは1年間、科目等履修生として学ぶことを選択。先に入学している先輩たちのアドバイスが参考になったほか、経験豊富な先生のもとで目標分野の単位もスムーズに取得でき、迷いなく進学を決意しました。高齢化が進む「2025年問題・2030年問題」を見据え、大学院で力を入れたいのは包括ケアマネジメント学領域に関する研究。職場で看護部長を務めるため、そこで得たマネジメントの知識を看護管理や人材育成に活かしたいと思います。また、研究指導教員のもと、患者価値に基づいた看護サービスの管理や、リスク共生時代の意思決定支援など、実践で活用できる様々な手法を修得することも大きな目標。今後も意欲的に研究に励んでいきます。

受験を検討している方へ

看護の現場は、日々山積みの課題に直面するもの。だからこそ自分の興味を探求し、新たな見識を広げることは、現場の実践に非常に役立ちます。私自身、インプットとアウトプットを重ねる大学院の中で論理的思考が磨かれ、自信を持って自分の意見を伝えられるようになりました。そんな成長の喜びを、ぜひ味わってください。

2023年度修了生の声
じっくり学べる環境がここにはあります

感染管理認定看護師としてコロナ対応に追われるなか、大学院での学びを知り説明会に参加しました。そこで、以前から興味のあった、組織のマネジメントについて深く学びたい、自分が疑問に思っていることをテーマに研究に取り組みたいと思い進学を希望しました。
1年目の授業は、看護論、倫理、マネジメントなど、興味のある内容ばかりで、授業は平日の夜や、土曜の集中講義であったため、仕事を休むことなく受けることができました。講義の中では、院生同士のディスカッションが活発にでき、主体的に学ぶことの必要性や楽しさを実感しました。仕事と両立の中では、時間の使い方に悩んだときもありました、そんな時は、オンラインでの参加を中心としたり、先輩や院生からアドバイスをもらったりして乗り切りました。また、職場や家族の協力も大きな支えとなりました。
2年目は、どっぷり研究に向き合う日々で、仲間と互いに切磋琢磨しながら修士論文作成に取り組みました。かけがえのない仲間との出会いは宝となり、指導教員の先生方から受けたアドバイスは、今までの考え方や価値観が広がる機会となりました。繰り返し丁寧にご指導くださった先生方には、感謝の言葉しかありません。
大学院で得た知識を今後は人材育成や管理で活かしていきたいと思います。

受験を検討している方へ

仕事と学業の両立は大変ですが、仕事以外のことに打ち込む楽しさを感じることができます。また、看護の現場で疑問に思っていることを解決する糸口が見つかるかもしれません。進学を迷われている方は、新しい環境に一歩を踏み出すことをおすすめします。

ポリシー

東京医療保健大学大学院 和歌山看護学研究科3つの方針

ディプロマ・ポリシー (DP)
領域共通の能力を身につけるとともに、包括ケアマネジメント学領域、包括ケア実践学領域、包括ケア教育学領域のうち1つの領域に特化した能力を備えた人材に修士(看護学)の学位を授与する。

1. 領域共通の能力
  • 1)人間に対する深い洞察力や高い倫理観に根差した高度な看護実践に関する学識を有している (DP1)。
  • 2)ヘルスケアシステムを視野に入れ、看護実践、組織管理、保健医療福祉の開発能力を身につけている (DP2)。
  • 3)高度専門職業人として、また指導者、教育者として社会に貢献する意欲と能力が身についている (DP3)。

2. 各専門領域に特化した能力 (DP4)
  • a)包括ケアマネジメント学領域
    地域の医療施設、福祉施設、行政の組織、教育機関における課題を見出し、科学的根拠のもとに改善・解決に導くために中心的役割を担える管理・指導能力。
  • b)包括ケア実践学領域
    地域の特性や人的・物的資源を活用した支援方法を開発し、多様なニーズをもつ人々の健康生活に貢献する能力。
  • c)包括ケア教育学領域
    保健医療福祉関連施設や教育機関において、教育方法の開発や教育改善を行い、基礎教育や現任教育で人材養成をする能力。
カリキュラム・ポリシー (CP)
ディプロマ・ポリシーを踏まえ、以下のカリキュラム・ポリシーを定める。

  • 1)保健医療福祉に関する幅広い知識と開発に必要な科目を、共通科目として9科目配置する。共通科目のうち4科目は知識基盤、研究・開発に必要として必修科目とし、5科目は選択科目として3つの研究領域を支持する科目として配置する。
  • 2)本研究科の研究領域として、「包括ケアマネジメント学」「包括ケア実践学」「包括ケア教育学」の3つの専門領域を配置する。
  • 3)専門科目では、学生が選択した研究領域のほかに領域を超えて単位(各特論Ⅰ)を修得することとし、他研究領域からの知識を幅広く修得できる ようにする。
アドミッション・ポリシー (AP)
入学者として以下の資質を有する人材を求める。

  • 1)豊かな人間性と倫理観を備えている者
  • 2)広い視野と探究心をもち、自ら学ぶ姿勢を有する者
  • 3)研究に関する展望をもち、論理的思考力を有する者
  • 4)専門職業人として高度な実践能力の向上とケアの発展を目指す意思を有する者

和歌山看護学研究科の教育課程

和歌山看護学研究科の教育課程は、ケアの実践において基礎的理論と高い倫理観を涵養するための科目及び研究能力を養うための共通科目(9科目)、3つの領域(包括ケアマネジメント学、包括ケア実践学、包括ケア教育学)で学修を展開する専門科目(12科目)、特別研究(修士論文)を配置しています。

授業科目

修了条件

2年以上在学し、必修科目8単位、共通科目の選択科目4単位、専門科目各領域の選択科目を8単位、選択領域以外の専門科目の特論Ⅰを2単位、特別研究(修士論文)8単位、合計30単位以上を修得するとともに、必要な研究指導を受け、かつ修士の学位論文審査および最終試験に合格すること。

取得できる資格

公益社団法人日本看護協会 認定看護管理者受験資格(一定の条件が必要となります)
※認定看護管理者試験合格者 2名

学びの体制

和歌山看護学研究科の教育課程は、ケアの実践において基礎的理論と高い倫理観を涵養するための科目及び研究能力を養うための共通科目(9科目)、3つの領域(包括ケアマネジメント学、包括ケア実践学、包括ケア教育学)で学修を展開する専門科目(12科目)、特別研究(修士論文)を配置しています。

日赤和歌山医療センターキャンパス

和歌山看護学研究科は日本赤十字社和歌山医療センターに隣接する日赤和歌山医療センターキャンパスで学びます。
キャンパス内には大学院生の研究室が設置され、研究が行える環境が整えられています。

オンライン講義

遠方からであってもzoomを活用した講義を受けることができます。院生には入学時にノートPCを貸与することで、オンラインでの講義を実現しています。
※すべての講義がオンラインで実施されるわけではありません。

指導体制

本学では、学士課程を統合・発展させる講義・演習科目を配置しています。
科目ごとに研究・教育活動実績のある教授・准教授等を配置し、複数の教員によるオムニバス形式、あるいはゼミナール形式にて、個々の担当教員が専門としている研究業績を反映することで、内容の充実化を図っています。
また、研究指導においても、大学院修士課程にて指導経験のある教授を研究指導教員の主担当として配置し、准教授・講師等も含めた複数の教員体制で研究指導を行うことで研究活動をサポートしていきます。

過去の論文題目一覧

論文指導教授紹介

専門領域/包括ケアマネジメント学

専門領域/包括ケア実践学

専門領域/包括ケア教育学

令和7年度(2025年度)
和歌山看護学研究科 科目等履修生の募集について

東京医療保健大学大学院 和歌山看護学研究科では、令和7年度 和歌山看護学研究科 科目等履修生を募集します。 出願を希望する方は下記PDFより出願書類に必要事項をご記入の上、和歌山事務部へお送りください。

募集人員 若干名
入学金・履修料 入学金20,000円、履修料1科目20,000円
(上限:年間10単位まで)年間一括払い
出願期間 秋季:令和6年10月18日(金)~ 令和6年10月25日(金)
春季:令和7年2月14日(金)~ 令和7年2月21日(金)
合格発表 秋季:令和6年11月1日(金)
春季:令和7年2月28日(金)

出願書類

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